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らき☆すた7話『イメージ』

今回は、京アニのある種お家芸ともいえる、『夏の終わり』の話。
演出にもセリフをしゃべる時間にもぶれがなく、どこまでも安定している。

そういう手慣れた手法の影に隠れてはいたけれど、絵の止まりっぷりもすごかった。
らき☆すたの、最大の特徴は労力の省きかただと思う。

実際、らき☆すたは止め絵が多い。
ただ、止め絵の使い方は、たぶん従来作品に比べて格段にうまい。

それを支えている手法のひとつは、止め絵の「いつ止めて、いつ動かすか」のルールがわかりやすく整理されていることだ。

  1. クローズアップではなく複数キャラが画面にいて、効果音が鳴るとき、誰かが動く。
  2.    ( 同 上 )    、誰かがしゃべって注意をひくとき、そのキャラクタが動く。
  3. 背景音楽の切れ目では、なにがしか画面が動く。

「予期せず動きがない」ことには、お客さんは失望する。だが、止まっているのが基本でも、そこからの変化がおもしろければ、乗ってくれるお客さんは注視する。
実際、『らき☆すた』では、単一キャラのクローズアップを多用せず、複数キャラが画面にいる状態をつくる。お客さんの注視点を、キャラクタ大までちいさく制限することで、全体としての動きのない背景が目だたないよう工夫しているのだ。
スター俳優のクローズアップが多いハリウッド映画の絵づくりとは大きく違う、日本アニメ独自の手法としてこれから定着してゆくかもしれない。

もちろん、そんな視覚トリックだけでお客さんを引っ張るのは不可能だ。
動かないぶん、10~30秒くらいなら、一部分しか動かない基本一枚絵で勝負できる、きちんとした止め絵を持ってきている。
そして、動かすときは、動き自体がおもしろそうに見えるよう、カメラ位置や角度、緩急のつけかたに工夫をこらしている。

考えてみれば、動かない背景の中でちいさいキャラクタだけが動く構図は、キャッチーなあのオープニングから共通だ。ここから入れば、同じように特徴的な本編とも、違和感がすくない。

どんな世界でも、予算潤沢に見えない場所で工夫をこらして勝負している姿はかっこいい。

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