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ハヤテのごとく! 10話 「世にも微妙なハイデフレ。ゲームは積まずにプレイしろ」

今回は、原作の畑先生原案だということだけれど、典型的な「ダメな話作り」の回だった。

ちょっと思うところがあって、blogのカテゴリ表記を単純化しました。blog主は、特定番組を毎週追いかけて感想を書くのに向いていないと気づいたためです。
エントリを書いているのは、素晴らしかったときとダメっぽいときばかりで、定期的に書く気が起こらない。衝動が起こったときにエントリを立てるほうが、スタイルとして好きなのです。その結果、感想エントリの半分がべた褒めで半分が問題考察という、かたよったblogになっているのですが、続けることに一番納得できるのはこのかたちだろうと考えました。
このblogで、文句をつけたりどっちが上論争をしたいわけではありません。が、仕事のあいまにこれからも淡々と書き続けるなら、こういう形式が一番いいかなあと。

話を戻して、今回、どこがダメだったかというと、小ネタはたくさんあっても中心がないこと。
マンガはコマあたりの文字数をあげたり、大ゴマを使ったりして「一本読むのにかける時間を調整できる」メディアだ。漫画家の仕事は16ページなり24ページなりといった。ページを単位に話をつくることであって、読者がそれを何分かけて読むかは仕事の範囲ではない。
それと比べて、アニメーションでは、1本あたり30分きっちり時間を使わなければならない。小ネタの連発で一本話を持たせるのは、マンガや小説に比べてずっと難しいのである。

今回の10話が散漫になったのは、序盤をナギたちで回し、ナギの話と思わせておいて、その実まったく関係のなかった生徒会メンバーに物語をあずけたせいだ。
マンガなら勢いのままページ数を怒濤のように使い切ってしまうことができたが、アニメーションではそうはいかない。30分の尺は、たぶん勢いで逃げ切るには長すぎるのだ。
8話のサイドストーリーでありながら、8話本編を見ているとニヤリとできる展開がすくなかった。これも、初期提示した物語の動機(サイドストーリーとしてのおもしろさ)に物語を集中できなくなり、物語が散漫になった原因のひとつだ。

アニメーションでは、シーンを切りすぎて、視点までぽこぽこ飛ばしてしまうと、流れを切ってしまうという点も、散漫さの原因のひとつだ。
つまり、観客の予想外のところへ流れると、新しい話を理解しようとしている間に笑いどころを逃してしまって、よほどうまくつながないと笑えなくなってしまう。
アニメーションは、電車のようなメディアだと個人的には思う。つまり、レールを引いてやらないと簡単に脱線するし、突然の小回りもきかない。そして、ブレーキを引いてもそう簡単には止まってくれない。
そのかわりに、アニメーションは、音(音楽、効果音、声)と動画と、ときには文字まで使って、マンガや小説のようなメディアでは不可能な情報量を観客へと輸送する。
つまるところ、オーソドックスな、テーマや主人公に物語を集中するつくりの話が、非常に強いメディアだ。ということだ。
綱渡りをするなら、終着点までのレールはきっちり敷かないと地獄を見るメディアだ。とも言えるのだと思う。

アニメーションがもっている特殊性が、物語に対してこういう効果をおよぼすのだと、面白い感じに見せてくれた第10話だった。

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