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2007年8月

殺人的状況により8月末までblog休止します

アニメ感想以外のエントリを書くのははじめてになります。blog管理人のニート風味です。
ブックマークで飛んでくださってくれているかたがおられるので、不義理するのもどうかと、
連絡用のエントリを立てることにしました。

自称ニート風味ではありますが、正確にはニートではないので仕事がありまして。
どう考えてもこれはダメだろうという仕事状況に追い込まれたため、8月末までblog休止します。
9月に食い込むかもしれませんが、9月第1週中にはなんとか……。

『なのはStrikers』は、録画してはいるので、9月以降にまとめて感想を書きます。
いちおう週に一回は更新できていただけに、無念です。

また9月以降に、よろしければ覗いてみてやってください。

それでは、また! よい夏休みを!!(俺は一日もないけどなっ)

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魔法少女リリカルなのはStrikers 18話 「翼、再び」

今回の18話は、たぶん二種類のすすめかたが可能だった話だったと思う。
つまり、17話の実質主役だったスバルを中心に物語の軸を前向きにとるか、ヴィヴィオがらみの人間関係を中心に物語の底流の悲惨さをクローズアップするかである。

『リリカルなのはStrikers』をこれまで見ていて思うのだけれど、「熱血魔法少女バトルもの」といった看板とは裏腹に、物語は熱血になる流れを選んでいない。
今回の18話なら、情報を散らさずにスバルの再起を中心に物語を構成すれば、たぶん前向きに終わっていた。
スバルの体の事情だって、母親の死体、墓にすがりつく姉妹(しかも幼い)、みたいな悲惨な明かしかたをする必要は本来ない。たとえばスバルのいる病室のシーンで、”現在のスバルはこんな強い子になりました”という明るい表情を含めて出ているだけでも、こんなネガティブな印象で終わらなかった。
ネガティブな印象がでる真相のあかしかたを、制作者がわざわざ選んだのだ。
それは、物語自体が、観客がカタルシスを得られる展開のつくりを選んでいないということでもある。

そうでなければ、いくらなんでも、キャラクタの再起を描くはずの18話を、年端もいかない少女(ヴィヴィオ)の悲鳴で引くのはあんまりだ。
その前のシーンもそうだ。
主人公なのはを泣かせたのも、今回の18話が、シリーズ中たぶんはじめてだった。実際、1話から”エース・オブ・エース”と持ち上げられ、8話では部下をボコり、「無敵、高町なのは」という押し方になっていた『Strikers』のなのはが、涙を見せたのだ。
実際、18話は、様々な情報が錯綜したが、物語のトーンがネガティブであるという一点でよくまとまって見える。情報がつくるかたちは複雑だが、物語の雰囲気がつくる色あいはほぼ同じ系統の色でまとまっているのである。

18話の中心軸は、
「ヴィヴィオたち子どもの悲鳴」つまり全員が年端もいかない少女である①母を失った幼少期のスバルとギンガ、②あきらかにだまされているルーテシア、③悲惨としか言いようのないヴィヴィオの悲鳴と、
「もう一度飛び立つおとなたち」つまり、奪われたものを取り返そうとする①現在のスバル②はやてと機動六課、そしてアースラ③母親であるなのはとフェイト
との対比である。

つまり、冒頭の”2つの物語づくりのパターンがあった”というのは、ポジティブな印象で終わる(上記の「おとな」側)か、ネガティブな印象で終わる(上記の「こども」側)か、選択肢があったということだ。
そして18話が、物語を締める(まとめる)流れとして選択したのは「ヴィヴィオの悲鳴」のほうだった。
「子どもの悲鳴がないと締まらない流れを選択するのって、熱血魔法少女アニメなのか?」と考えると、相当に首をかしげるところがある。
ここにきて、やはり盛り上がりの薄かった1~7話あたりを考えてしまうのだけれど、『Strikers』は、バトルものに一般的な”勝負”や”勝利”のカタルシスをそもそも意図していないように見える。
そして思い返してみると、これまでのシリーズでも、男の子向けバトルもの的な”どう勝つか”は、『なのは』シリーズでは中心ではなかった。

『熱血』云々とアップテンポな物語であるように看板を出してはいるが、使っているエピソードはおおむね暗いのである。
実際、これまでのシリーズで描かれてきたフェイトやはやての話も、相当にひどい話だった。悪役の中に、子どもを犠牲に絶対できない人はいなかった。
ものすごく悪い言い方になってしまうが、これまでだってなのはシリーズは「ひどい目にあう年端もいかない少女」がまずいて、それが友だちや疑似家族に救われる話だったのだ

「前向きに終わらない」ところが『リリカルなのは』らしいという、特徴ある再起エピソードだったと思う。
あと、『リリカルなのはStrikers』のDVDは3話構成で、順当にいけば18話は16話、17話とセット(DVD6巻)になる。だから、DVDのまとまりとしては、燃える17話の次に、30分まるごとかけてネガティブなトーンで話をおわってもよいのかもしれない。

レジアス中将の小物化など、広げた風呂敷をちいさくして破綻なくまとめようとしている感じもあって多少引っかかる。
けれど、『Strikers』は、ものを作っているスタッフの選択や決断が見えやすいつくりをしているように見える。だから、やはり毎回考えさせられるのだ。

今回、about meのアンケートを連動してみることにしました。よろしければ。たぶん、[Q]の隣のリンクから、選択肢が見えて投票できるようになるんじゃないかと。
(自分で一度答えてみたら選択肢が表示されなくなりました。なにぶんはじめてなもので、about meのシステム自体まだよく理解できていなかったりも。作動変なようでしたらコメント欄に書いてやってください。)

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