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<title>淡々と感想をたれながすよ</title>
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<description>ニート風味な管理人が、淡々と感想をたれながすよ。</description>
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<dc:date>2007-08-09T18:53:44+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/blog_9a2c.html">
<title>殺人的状況により８月末までblog休止します</title>
<link>http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/blog_9a2c.html</link>
<description>アニメ感想以外のエントリを書くのははじめてになります。blog管理人のニート風味...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;アニメ感想以外のエントリを書くのははじめてになります。blog管理人のニート風味です。&lt;br /&gt;ブックマークで飛んでくださってくれているかたがおられるので、不義理するのもどうかと、&lt;br /&gt;連絡用のエントリを立てることにしました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;自称ニート風味ではありますが、正確にはニートではないので仕事がありまして。&lt;br /&gt;どう考えてもこれはダメだろうという仕事状況に追い込まれたため、８月末までblog休止します。&lt;br /&gt;９月に食い込むかもしれませんが、９月第１週中にはなんとか……。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『なのはStrikers』は、録画してはいるので、９月以降にまとめて感想を書きます。&lt;br /&gt;いちおう週に一回は更新できていただけに、無念です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;また９月以降に、よろしければ覗いてみてやってください。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それでは、また！　よい夏休みを！！（俺は一日もないけどなっ）&lt;/p&gt;</content:encoded>



<dc:creator>ニート風味</dc:creator>
<dc:date>2007-08-09T18:53:44+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/strikers_18_bf79.html">
<title>魔法少女リリカルなのはStrikers 18話 「翼、再び」 </title>
<link>http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/strikers_18_bf79.html</link>
<description>今回の１８話は、たぶん二種類のすすめかたが可能だった話だったと思う。 つまり、１...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;今回の１８話は、たぶん二種類のすすめかたが可能だった話だったと思う。&lt;br /&gt;つまり、１７話の実質主役だったスバルを中心に物語の軸を前向きにとるか、ヴィヴィオがらみの人間関係を中心に物語の底流の悲惨さをクローズアップするかである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『リリカルなのはStrikers』をこれまで見ていて思うのだけれど、「熱血魔法少女バトルもの」といった看板とは裏腹に、物語は熱血になる流れを選んでいない。&lt;br /&gt;今回の１８話なら、情報を散らさずにスバルの再起を中心に物語を構成すれば、たぶん前向きに終わっていた。&lt;br /&gt;スバルの体の事情だって、母親の死体、墓にすがりつく姉妹（しかも幼い）、みたいな悲惨な明かしかたをする必要は本来ない。たとえばスバルのいる病室のシーンで、”現在のスバルはこんな強い子になりました”という明るい表情を含めて出ているだけでも、こんなネガティブな印象で終わらなかった。&lt;br /&gt;ネガティブな印象がでる真相のあかしかたを、制作者がわざわざ選んだのだ。&lt;br /&gt;それは、&lt;strong&gt;物語自体が、観客がカタルシスを得られる展開のつくりを選んでいない&lt;/strong&gt;ということでもある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そうでなければ、いくらなんでも、キャラクタの再起を描くはずの１８話を、年端もいかない少女（ヴィヴィオ）の悲鳴で引くのはあんまりだ。&lt;br /&gt;その前のシーンもそうだ。&lt;br /&gt;主人公なのはを泣かせたのも、今回の１８話が、シリーズ中たぶんはじめてだった。実際、1話から”エース・オブ・エース”と持ち上げられ、８話では部下をボコり、「無敵、高町なのは」という押し方になっていた『Strikers』のなのはが、涙を見せたのだ。&lt;br /&gt;実際、１８話は、様々な情報が錯綜したが、物語のトーンがネガティブであるという一点でよくまとまって見える。&lt;strong&gt;情報がつくるかたちは複雑だが、物語の雰囲気がつくる色あいはほぼ同じ系統の色でまとまっている&lt;/strong&gt;のである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;１８話の中心軸は、&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;「ヴィヴィオたち子どもの悲鳴」&lt;/span&gt;&lt;/strong&gt;つまり全員が年端もいかない少女である①母を失った&lt;strong&gt;幼少期の&lt;/strong&gt;スバルとギンガ、②あきらかにだまされているルーテシア、③悲惨としか言いようのないヴィヴィオの悲鳴と、&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;「もう一度飛び立つおとなたち」&lt;/span&gt;&lt;/strong&gt;つまり、奪われたものを取り返そうとする①現在のスバル②はやてと機動六課、そしてアースラ③母親であるなのはとフェイト&lt;br /&gt;との対比である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;つまり、冒頭の”２つの物語づくりのパターンがあった”というのは、ポジティブな印象で終わる（上記の「おとな」側）か、ネガティブな印象で終わる（上記の「こども」側）か、選択肢があったということだ。&lt;br /&gt;そして１８話が、物語を締める（まとめる）流れとして選択したのは「ヴィヴィオの悲鳴」のほうだった。&lt;br /&gt;「子どもの悲鳴がないと締まらない流れを選択するのって、熱血魔法少女アニメなのか？」と考えると、相当に首をかしげるところがある。&lt;br /&gt;ここにきて、やはり盛り上がりの薄かった１～７話あたりを考えてしまうのだけれど、『Strikers』は、&lt;strong&gt;バトルものに一般的な”勝負”や”勝利”のカタルシスをそもそも意図していない&lt;/strong&gt;ように見える。&lt;br /&gt;そして思い返してみると、これまでのシリーズでも、男の子向けバトルもの的な”どう勝つか”は、『なのは』シリーズでは中心ではなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『熱血』云々とアップテンポな物語であるように看板を出してはいるが、使っているエピソードはおおむね暗いのである。&lt;br /&gt;実際、これまでのシリーズで描かれてきたフェイトやはやての話も、相当にひどい話だった。悪役の中に、子どもを犠牲に絶対できない人はいなかった。&lt;br /&gt;ものすごく悪い言い方になってしまうが、これまでだって&lt;strong&gt;なのはシリーズは「ひどい目にあう年端もいかない少女」がまずいて、それが友だちや疑似家族に救われる話だったのだ&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「前向きに終わらない」ところが『リリカルなのは』らしいという、特徴ある再起エピソードだったと思う。&lt;br /&gt;あと、『リリカルなのはStrikers』のＤＶＤは３話構成で、順当にいけば１８話は１６話、１７話とセット（ＤＶＤ６巻）になる。だから、ＤＶＤのまとまりとしては、燃える１７話の次に、３０分まるごとかけてネガティブなトーンで話をおわってもよいのかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;レジアス中将の小物化など、広げた風呂敷をちいさくして破綻なくまとめようとしている感じもあって多少引っかかる。&lt;br /&gt;けれど、『Strikers』は、ものを作っているスタッフの選択や決断が見えやすいつくりをしているように見える。だから、やはり毎回考えさせられるのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;script language=&quot;JavaScript&quot; src=&quot;http://p.aboutme.jp/p/qjs/47/15047.js&quot; type=&quot;text/javascript&quot; charset=&quot;utf-8&quot;&gt;&lt;/script&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今回、&lt;a href=&quot;http://aboutme.jp/&quot;&gt;about me&lt;/a&gt;のアンケートを連動してみることにしました。よろしければ。たぶん、［Ｑ］の隣のリンクから、選択肢が見えて投票できるようになるんじゃないかと。&lt;br /&gt;（自分で一度答えてみたら選択肢が表示されなくなりました。なにぶんはじめてなもので、about meのシステム自体まだよく理解できていなかったりも。作動変なようでしたらコメント欄に書いてやってください。）&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>魔法少女リリカルなのはStrikers</dc:subject>

<dc:creator>ニート風味</dc:creator>
<dc:date>2007-08-02T02:01:34+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/strikers_17_4ce8.html">
<title>]魔法少女リリカルなのはStrikerS 17話 『その日、機動六課（後編）』</title>
<link>http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/strikers_17_4ce8.html</link>
<description>今回の１７話の印象は、これまでほとんど画面に出してこなかった「血の赤」の大量投入...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;今回の１７話の印象は、これまでほとんど画面に出してこなかった「&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;血の赤&lt;/span&gt;」の大量投入が決定づけていたように思う。１６話段階では目立たなかった炎上の炎の赤とくわえて、画面がほとんど常時赤い。&lt;br /&gt;こういうメリハリをつけた一極投入は、やっぱり豪華で興奮する。ひょっとしたら、もう２６話終了まで二度とやらないのかも。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;前半で機動六課の無敵ぶりを打ち出してきただけに、六課陥落はさすがにショッキング。&lt;br /&gt;あと、フェイトへのババの引かせかたもすごい。&lt;br /&gt;個人的に、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;前作Ａｓでは、「フェイトとなのはは戦ったら互角くらい」という印象&lt;/span&gt;だった。&lt;br /&gt;それが、『Strikers』では、なのはのティアナに対する厳しさとフェイトのエリオに対する甘さの対比、そしてヴィヴィオへの対応のちがいがはっきり打ち出された。１９歳の&lt;strong&gt;なのはは厳しい父性的なやさしさ、フェイトが母性的な”やさしい”女の子として成長した&lt;/strong&gt;という対比だ。&lt;br /&gt;（異論あるかたもおられると思いますが、８話のアレはどう見ても母性というより父性だと思います。）&lt;br /&gt;おかげで、フェイトとナンバース２人の戦いで、フェイトが無傷で相手を逃がしてしまったことが「やさしさのせい」に見えて、がっかり感はなかった。&lt;br /&gt;今回の１７話終了段階で、観客的に、男の子アタマでの戦闘での強さ比べに決着はついている気がする。「&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;魔法使いとしての技量は互角でも、&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;真剣勝負になったら、フェイトはなのはほど厳しくなれなさそう&lt;/span&gt;」というあたりで。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;肝心のガチ戦闘回である今回、なのはさんが空気だったことは、本当にうまいなと思う。&lt;br /&gt;実際、『Strikers』では、これまでなのはの印象をとても大切にしている。&lt;br /&gt;けれど、&lt;strong&gt;今回は「なのはさんが活躍してはいけない」展開&lt;/strong&gt;だった。&lt;br /&gt;なぜかというと、スバルの戦闘機人としての覚醒展開がムダになってしまうため。&lt;br /&gt;１７話で一番ショッキングなシーンは、ギンガが倒されて回収されたシーンだとして間違いない。&lt;br /&gt;これを今回のクライマックスであるスバルの覚醒へとつないで、１７話全体の軸としている。（だから、これだけ情報量の多い話でも、ギンガの登場は１７話序盤でないといけなかった）&lt;br /&gt;「機動六課は敗北して、たいせつなものが傷つけられ奪われた」という、１７話全体の内容は、スバルの流れを追いかけるだけで読み取れる構造になっている。&lt;br /&gt;六課の敗北展開自体、スバルのところの展開を一回りスケールアップしている構造なのだ（実際ヴィヴィオが奪われている）。ここの情報整理が崩れたら、ナンバーズが山ほど出てきているので、物語自体が相当ガチャガチャして見にくいものになったはずだ。&lt;br /&gt;だから&lt;strong&gt;”覚醒したスバルを、素で殴り倒せそうな人”&lt;/strong&gt;であるなのはは、絶対に１７話で目立ってはいけなかった。&lt;br /&gt;観客の目が、１７話の中心であるスバルからぶれてしまうからだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可能性としては、なのはに活躍させる流れもありえたかもしれない。実際に、おもちゃの販促性が強い物語では、「どんなに脇キャラがいい味を出している物語でも、敵へトドメを刺すのは主役メカのバンク必殺技」ということがけっこうある。&lt;br /&gt;だが、すくなくともそういう展開は、&lt;strong&gt;同じ方向の情報を一極集中して、ヤマを大きくしている&lt;/strong&gt;『なのはStrikers』のリズムに合っていないように思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;同じ傾向の情報の一極集中する、情報の引き算的なメリハリ作りは今回の１７話でも健在。&lt;br /&gt;今回引き算されたのは「スバルのマッハキャリバーの２ndモード以降」、他新人たちの限定解除されつつあるデバイスの実戦での見せ場。あとは「結局レジアス中将って今回なにがしたかったの？」「アインヘリヤルって何」というあたりが、まったく語られなかったこと。&lt;br /&gt;こういう、見せ場を割り切ってストックする選択センスは、本当にすごいと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今回、なのはが空気だったことは、もうひとつ重要な意味があったのだと思う。&lt;br /&gt;新人たちがティアナ以外全員実質敗北、フェイトまでが翻弄された展開のおかげで「それでもなのはさんならなんとかしてくれる」と、なんとなく観客に期待を持たせていることだ。&lt;br /&gt;この期待感を、&lt;strong&gt;なのはさんが何かしてではなく、なのはが何もしない（温存する）ことで作っている&lt;/strong&gt;のが、物語を整理するセンスなのだなと思う。&lt;br /&gt;ティアナをなのはに運搬させて、新人たちの敗北無間地獄の枠外にティアナを置いたのもさすがだ。ティアナは８～９話で大きいのをやっているので、二度目の大敗北をわざわざここで重ねる必要はない。&lt;br /&gt;この展開の中、機動六課の頼りがいを一身に背負うなのはと一緒にいることで、「これからどん底だろうスバルを、ティアナがなんとかしてくれる」ような期待が持てる。&lt;br /&gt;なのはの物語作りは、細かいところで本当にうまいと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ギンガの退場は、戦闘シーンもほぼカットされて、まさにこのために出てきた感じ。ただ、まさか１６話では姿を見た覚えがない（いたのかも）ギンガを、何事もなかったように１７話はじめで”交戦中”にしてしまうとは思いませんでした。［7/29：ROMの人さんよりコメントいただき追記。&lt;strong&gt;戦闘展開になってから姿が見えなかっただけで、１６話に２カット登場していたそうです&lt;/strong&gt;。感謝］&lt;br /&gt;情報の出し入れとしては、「タイプゼロ＝スバル」という印象を観客に前もって植え付けられたので、１６話ではギンガを出さなくてたぶん正解。&lt;del&gt;（「タイプゼロが２体」ってギンガを合わせてだったのかと、１７話を見てから気づいた）&lt;/del&gt;&lt;br /&gt;そして、ギンガ退場の展開が１７話の物語に絶対必要だったせいで、反則スレスレっぽく感じないところもうまい。陸士部隊のギンガが地上本部にいることは不思議ではないと、考えてみれば納得感もある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;予想外というか驚きだった点は、もうひとつあった。&lt;br /&gt;展開はハードなのに、ギンガ以外、ひとりも脱落者を出さずに済ませてしまったことだ。&lt;br /&gt;ギンガは死亡していても今後のスバルのドラマに大きく関わってくるので、&lt;strong&gt;物語的には死んでいない（実質キャラクタは減っていない）&lt;/strong&gt;とも言える。&lt;br /&gt;最低でもひとりかふたりナンバーズを削ってくると思っていただけに、本当に驚き。実際、これまでもいい加減、『Strikers』はキャラクターが飽和状態だった。しっくり行くようになってきたのは、１５話くらいまでかけてのことだ。&lt;br /&gt;これが１７話でとうとう、「名前を持たない、人間ではなくお人形」だと思っていたナンバーズが姉妹同士で会話をはじめた。しかもそれぞれ姉妹としてお互いを気遣いあい、&lt;strong&gt;ナンバーズもまるで疑似家族のよう&lt;/strong&gt;である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まさか『Strikers』スタッフは、ストーリーが２／３終わった&lt;strong&gt;この期におよんで１２人も新キャラを覚えろとおっしゃるか&lt;/strong&gt;。&lt;br /&gt;『Strikers』、いろいろ冒険的で好きなのですが、キャラクタの多さだけはどうにかならないものかと。１７話はとても楽しんで鑑賞したのだけれど、この点にだけは戦慄した。&lt;br /&gt;よほどいい着地点を考えているのか、ここをどうおさめてシリーズを終えるのか、楽しみが増えたともいえる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>魔法少女リリカルなのはStrikers</dc:subject>

<dc:creator>ニート風味</dc:creator>
<dc:date>2007-07-26T04:04:19+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/strikers_16_21c5.html">
<title>魔法少女リリカルなのはStrikerS 第16話 「その日、機動六課(前編)」</title>
<link>http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/strikers_16_21c5.html</link>
<description>実は、１６話は、状況の全体構図としては、７話『ホテル・アグスタ』に酷似している。...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;実は、１６話は、状況の全体構図としては、７話『ホテル・アグスタ』に酷似している。&lt;/p&gt;

&lt;ol&gt;&lt;li&gt;機動六課による護衛任務だが、&lt;strong&gt;護衛対象と六課に協力関係がない&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;強力無比な隊長陣は建物内部にいて、初期段階では動けない。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;敵の正体と目的が不明。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;第一撃が、完全な奇襲である。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;物語としても、&lt;strong&gt;新キャラの登場話にあたり、いい見せ場をあげる意味でも初撃がやられ放題&lt;/strong&gt;である。&lt;/li&gt;&lt;/ol&gt;

&lt;p&gt;７話に似ているだけに、新人４人の成長がよく見える第１６話になっていた。&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;普通に物語構成を考えると、ナンバーズの登場話数を散らすのだろうだけれど、それでもあえて１６～１７話の展開に１２人全員ぶちこむ様子&lt;/strong&gt;なのが『なのは』らしい。&lt;br /&gt;男らしすぎる構成である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;こんなにせっぱ詰まった状況でも、純粋な前置きにＡパートを使うところが『リリカルなのは』らしい。&lt;br /&gt;ナンバースの武器はそれぞれ相当多彩な模様。&lt;strong&gt;せっぱ詰まった話数で突然大量に出すだけに、武器シルエットをかぶらせないようにしている&lt;/strong&gt;ようだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そしておそろしいことに、現状出てきた感じを見ると、突然に大量出現したナンバーズはどうも全員女の子っぽい。&lt;span style=&quot;font-size: 1.4em;&quot;&gt;&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;なぜ？&lt;/span&gt;&lt;/strong&gt;　&lt;/span&gt;男の戦闘機人を入れちゃいけない理由が明確になっていないのに。&lt;br /&gt;構成やキャラ配置が、いろいろ男らしすぎます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『なのは』の物語を作っている思想は、相当に男らしい。けれど、たぶん『なのは』の物語を考えるとき、この設計思想の男らしさが引っかかってくる部分もある。&lt;br /&gt;実は、なのはのような&lt;strong&gt;男性客向きだけれど女性キャラだけで成り立つ物語&lt;/strong&gt;では、男性キャラの置き場がシビアに問われる。&lt;br /&gt;お客さんが男性なので、男性の目はどこかにはかならずあるからである。主要キャラクタが女性ばかりであるからといって、観客が自分の目を女性視点に切り替えることなどできない。基本的には、感情移入や理解ができるキャラクタがひとりもいなくても、観客は男性視点を引きずるのである。そして、娯楽作品における”物語”とはお客さんのものである以上、これを無視することはできない。&lt;br /&gt;『Strikers』では男性がまったくいない家族をつくった。ここには、男性が男性らしさを発揮できる居場所はない。&lt;br /&gt;だから、『Strikers』から『なのは』に入ったお客さんが乗りにくいというのは、理屈的には正しい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;なのはスタッフが、一作目の『なのは』を女性ばかりの世界にしたのは、たぶん『リリカルなのは』シリーズが元々、第二次性徴前の小学生を主役に動いていたからだ。&lt;br /&gt;３作目までくると、なのはが十九歳になった。前２作なしで『リリカルなのはStrikers』が単発の物語としてはじまっていたなら、きっとキャラクタ配置は、こんな女性だらけにはならなかった。男性観客が視点を置くための男性キャラクタを、どこかには配置したはずだ。&lt;br /&gt;もしくは、女性だらけの配置にするなら、もっと「女の子」を前面に打ち出した物語作りをしたはずだ。&lt;br /&gt;そのあたりのひずみがどこに出ているかというと、まさに”ナンバーズ”の皆さんだ。&lt;br /&gt;つまるところ、ナンバーズの個々のキャラクタに対して、まったく感情移入も応援も「こいつだけでも助かってほしいなあ」という感情もわかないのである。&lt;br /&gt;女性キャラクタが多すぎて、かつ男性のお客さんにとっての目の置き所がないから、「特定キャラクタをひいきにする」こともむずかしい。だから、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;女性キャラ自体の価値がいつのまにか暴落している&lt;/span&gt;のだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主役の年齢を動かすことは、物語のテーマとのかねあいを考えると、予期しない問題を抱えこむ危険をのむということだ。&lt;br /&gt;たぶん、１９歳なのはではなく、９歳なのはのままなら、物語はもっとやさしく進んだと思う。その中で、ナンバースにも、全員助かるのはやりすぎにしろ何人かとは話ができて、何人かは新しい道をさぐれたはずだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;なのはさんが、８話以降ネタキャラ気味ではあるので、どこかしかに男性客がとっつける場所をつくってくれると、個人的にはうれしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;あと、１６話のひそかなチェックポイントは、今回ギンガが出てこなかったことだと思う。&lt;br /&gt;２６話全体のラインを妥当に考えたとき、”家族”というメインテーマを引っ張るべきキャラクタは、ヴィヴィオではない。なのはであり、そしてスバルだ。&lt;br /&gt;スバルは、１話から出て、なのはを追いかけて成長してきたキャラクターだ。だから、流れ的に言うと、&lt;strong&gt;スバルが「”家族”がからんだ試練」に出会わないと物語のまとまりが悪くなる&lt;/strong&gt;のだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;１６～１７話を逃すと、スバルがらみの設定とドラマが、『Strikers』の主線である”家族”につながる機会を失する気がする。&lt;br /&gt;だからこそ、ギンガが今回の１６話に出てこないのが、ちょっと引っかかる感じではあります。もっとも、ナンバースの中に、すでにギンガがまぎれこんでるかもしれないわけではありますが。&lt;br /&gt;このあたりどうなっているかは、１７話を見てみないとわからないのですが、最後の「タイプゼロ」の設定に触れたのが目くらましで、&lt;strong&gt;スバルで１７話の設定開示ではなく”ドラマ”を動かす&lt;/strong&gt;のなら、うまい隠しかただなとは思います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;なぜこんなふうに細かいところをほじるような書きかたをしているかというと、どうも『Strikers』は、大きい流れを大切にして細部はすっ飛ばす構えに出てきたように見えたため。&lt;br /&gt;別に触れなくてもいいかとも思ったのだけれど、８話あたりの感想や考察で触れたので、大きな話が動き出す前にエントリに書いておくことにしました。&lt;br /&gt;1話ずつ見て１話ずつ感想を書いてゆくのは、昔の予想や考えたことが、実際の話数でどう当たったり外れたりしているかが見えてとても楽しいですね。&lt;br /&gt;こうやって入り込んで作品を見れることは、感想blogを書いている役得だと思います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>魔法少女リリカルなのはStrikers</dc:subject>

<dc:creator>ニート風味</dc:creator>
<dc:date>2007-07-20T02:10:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_6468.html">
<title>魔法少女リリカルなのはStrikerS　15話「Sisters  Daughters」</title>
<link>http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_6468.html</link>
<description>嵐の前の静けさの回。 シナリオでよく使われる三幕構成の理屈どおりだと、続く１６話...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;嵐の前の静けさの回。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シナリオでよく使われる三幕構成の理屈どおりだと、続く１６話～１７話ないしそこからはじまる一連の展開が第２幕のクライマックスになる。&lt;br /&gt;（三幕構成は簡単に言うと、全分量を３つに割って整理するという手法。このblogだと&lt;a href=&quot;http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/strikers_12_6251.html&quot;&gt;１２話&lt;/a&gt;のエントリですこし触れてます。）&lt;br /&gt;物語全量での統一感を考えると、ここからの展開はスバルに相当きついものになりそうだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もしも今回の襲撃でギンガをリタイアさせる（ないし裏切らせる）つもりなら、１２話～１５話までの前フリの打ち方は素晴らしいと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;クライマックスに入ってきたら改めてまとめるつもりだけれど&lt;strong&gt;、『Strikers』では、戦闘シーンのシチュエーションに前話までとかぶりがないように考えられている&lt;/strong&gt;。&lt;br /&gt;１５話で、ギンガとスバルの模擬戦を戦闘シーンとして持ってきた。これは、物語的に盛り上がる位置として見事にワンチャンスをとらえたと思う。戦闘機人とスバルの母関連の話がなければドラマにからまなかったし、１６話以降、訓練目的の（ドラマ的に色がついていない）模擬戦をやる余裕はもうなくなるはずだからだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;このblogの感想では何度も書いていることだが、本当に『Strikers』は全２６話の話の全体を見ながら一話一話を進めているのだと思う。&lt;br /&gt;これも、全２６話を全部見たあと、あらためてまとめることになりそうだ。実は、ここまでの戦闘シチュエーションの推移はある程度まとめたテキストを書いてみた（近いうちにアップします）のだけれど、列挙してみるととても面白い。&lt;br /&gt;ただ、流れを考えてみて、１５話時点まででも気づく部分はある。それは、&lt;strong&gt;普通の物語でなら、次の１６話からはじまる展開のほうを、１２話～１３話のヤマ場に持ってきていた&lt;/strong&gt;はずだということである。&lt;br /&gt;この切れ目のヤマ場に&lt;strong&gt;「ヴィヴィオという新しい家族との出会い」「広がる人間関係の輪」という”あかるい話・しあわせな話”を持ってきた&lt;/strong&gt;あたりが、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;なのは”らしさ”&lt;/span&gt;だと思うのだ。&lt;br /&gt;なのはスタッフの物語における&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;”らしさ”&lt;/span&gt;の打ち出しは、本当にセンスがいい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ただ、「前線メンバーと”本気”のなのはの実力差」がまったく見えない問題は、まだ残っている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;キャラクタ間の実力差は、物語の流れを考えるとき問題にならないよという考え方もある。&lt;strong&gt;戦闘における実力序列は、週間少年ジャンプのバトルもの漫画がはっきり示しているように、あってもあまり意味のない&lt;/strong&gt;ものだからだ。&lt;br /&gt;たしかに、男性のお客さんは「誰は誰より強い」的な序列づけが、私自身もふくえて非常にすきだ。けれど、物語はたいていその序列に不誠実だ。&lt;br /&gt;物語がそれを求めるなら、強敵でもたいがいは「バカな、こんなことが！」で吹っ飛ばして問題ないのだ。実際、物語が実力序列に忠実すぎると、物語が気持ちよくなくなって観客もこまる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それでも、『Strikers』の場合は、実力差問題がけっこう大きな位置を占めている。&lt;br /&gt;言うまでもなく、『Strikers』は、&lt;strong&gt;主人公であるなのはが、後輩たちを指導する立場にいる物語だ&lt;/strong&gt;からだ。&lt;br /&gt;主人公が底辺にいてのしあがってゆく物語では、実力差とは最終的につぶされるためにある。だが、立場がある人物を主人公にする場合はちがう。立場や実力とはまさに主人公が歩んできた結果であり、それを否定することは、この道のりを否定することだからだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;さらに、ナンバーズ側にキャラクタがおそらく１０人以上いることが、課題を非常にむずかしいものにしている。&lt;br /&gt;なにがむずかしいというと、この数は、ナンバーズの中での実力序列がはげしいことを意味しているからだ。&lt;br /&gt;これだけ数がいれば、普通に考えれば、ナンバース以外の敵がまだ後ろに多数ひかえているとは考えにくい。つまり、スバルたちもなのはたちも、両方がナンバースと戦うということだ。&lt;br /&gt;「スバルたち前線メンバーが戦えるレベル」と、「本気の隊長格と打ち合えるレベル」と、ナンバーズの中で実力格差がある可能性が高いと思う。&lt;br /&gt;そして、この”格差”こそ、『Strikers』の物語が明確なかたちでは絵にしてこなかったものなのだ。&lt;br /&gt;（８話の”アレ”ですら、９話の話では手加減していたそうだ。なのはと前線メンバーには、どれほど実力差があるのだろう。）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この格差を、物語上でどうやって画面に出すつもりなのだろうかと考えると、これは楽しみでならない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;１１話～１２話で４人程度の顔見せしかできなかったものを、たぶん１６話からの展開では、倍以上の人数を動かして物語にひとつのケリをつけることになる。&lt;br /&gt;全２６話中の１６～１７話（全量の2/3を消化）という話数では、たぶん解決丸投げがそろそろ厳しい。先に送ったら、後ろがつかえている以上しんどくなる一方なのである。&lt;br /&gt;物語のかたちによっては丸投げも十分あり得るのだけれど、『リリカルなのは』らしくはない。『リリカルなのは』は、おさまりのいい物語を描いてきているからだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;楽しみのポイントは、個人的にはもう一つある。&lt;br /&gt;『なのはStrikers』の物語は、ヴィヴィオの登場となのはたちを母親にしたことで、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;物語の軸線を一本増やした&lt;/span&gt;。&lt;br /&gt;けれど、&lt;strong&gt;決定的な物語の軸をいじるのは、たいていの物語にとっては致命的な結果をもたらす&lt;/strong&gt;。最近だと、『グレンラガン』で、ニアにヒロインの軸線が移ったとたんにヨーコの影が薄くなったのがそうだ。『グレンラガン』が失敗したというより、元々からむずかしい挑戦なのである。近いところで顕著なものだと、『コードギアス』のスザクが騎士に叙勲されたあとの展開もそうだ。&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;軸線をいじれば、表面にすぐあらわれるかはともかく、物語は元のままではいられない&lt;/strong&gt;。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;職人技を発揮して整理するのか、それとも物語的（ドラマ的）な爆発を作って全部押し流してしまうのか。ある意味未曾有の状況になるのはたしかだと思う。&lt;br /&gt;とりあえずひとりの観客としては、「どうなるのかまったく想像もつかない」。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ひょっとしたら残念エントリを書くことになるのかもしれない。&lt;br /&gt;けれど、現状、１６話からの展開を心から楽しみにしている。&lt;br /&gt;本当に、ここまで期待がふくらんでいるのはアニメを見ていて久しぶりだ。&lt;br /&gt;『なのはStrikers』が、これからはじまるシナリオ的なヤマ場でなにを見せてくれるのか、本当に楽しみにしている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>魔法少女リリカルなのはStrikers</dc:subject>

<dc:creator>ニート風味</dc:creator>
<dc:date>2007-07-12T01:28:36+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/strikers14mothe_8d18.html">
<title>魔法少女リリカルなのはStrikerS　14話　「Motherschildren」</title>
<link>http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/strikers14mothe_8d18.html</link>
<description>あいかわらずというか、組織まわりの描き方はかなりいい。 今回は、仕事中にヴィヴィ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;あいかわらずというか、組織まわりの描き方はかなりいい。&lt;br /&gt;今回は、仕事中にヴィヴィオが気になって、彼女のデータを見ているなのはの描出がおもしろい。アニメはどうしても対象年齢層の低いあたりを意識する部分あるけれど、こういうサラリーマンぽい描写をアニメがやるのは、非常にめずらしい。&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;『なのはStrikers』が中心ターゲット層の一角にはたらいているおとなを強く意識している&lt;/strong&gt;証左ではないかという気がする。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;実際、『なのはStrikers』の物語が、機動六課という”せまい世界”の中で進んでいた理由が、ようやくあきらかになってきた。&lt;br /&gt;つまるところ、家族の物語だからだ。&lt;/p&gt;

&lt;ol&gt;&lt;li&gt;家族だから、お父さんとお母さんはちゃんと働いているよ&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;でも、家の中と外で描く舞台をわけると、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;物語が二分されるし戦闘シーンをはさみにくくなる&lt;/span&gt;よ。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;そもそも、「なのは」で描いてる&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;”家族”の物語って、基本的に「愛情にめぐまれない子ども（フェイト・はやて）が、&lt;strong&gt;”疑似家族”&lt;/strong&gt;で救われる物語」だった&lt;/span&gt;じゃん。そもそも、『なのは』シリーズは、&lt;strong&gt;ちゃんとした家族がいるなのはが、むずかしい話を一切”本当の家族には相談しない”物語&lt;/strong&gt;だったのだ。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;じゃあ、職場（機動六課）を疑似家族にしちゃえ。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;疑似家族にしちゃえば「誰かが死んだら誰かが悲しむ」という納得感が出るから、戦闘の緊迫感もすごいことになるよ。&lt;/li&gt;&lt;/ol&gt;

&lt;p&gt;という感じだったのではないかと、最近感じているのだ。&lt;br /&gt;だから、組織やそこではたらいている&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;”人間の力学”&lt;/span&gt;、そして職場の&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;”人間関係”&lt;/span&gt;を、かなりの手間をかけて描いているのだと考えると、しっくりくる。&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;家族とは、せまい世界を中心とした”人間関係”だから&lt;/span&gt;である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もっと働いている彼女たちの姿を、序盤から打ち出していけばよかったんじゃないかとは思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;とはいえ、世間がせまいと、序盤がまさにそうだったように、&lt;strong&gt;まわりが味方だらけで物語がぬるくなってしまう&lt;/strong&gt;。&lt;br /&gt;さすがスタッフは、そのあたりをよく把握していたようだ。&lt;br /&gt;１２話～１４話に入って&lt;strong&gt;機動六課を取り巻く状況をシビアにする&lt;/strong&gt;ことで、一気にバランスがとられた。&lt;/p&gt;

&lt;ul&gt;&lt;li&gt;レジアス中将をここに来て強力な敵として打ち出したこと（１４話）&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;スバルの母親をからめることによって「任務中に死人が出る可能性」をほのめかしたこと（１４話）&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;機動六課が実は孤立無援であることをはっきりさせたこと（１３話・１４話）&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;スカリエッティの正体について、いまだに手がかりもろくに出していない（身近にスカリエッティがひそんでいる可能性を提示している）こと（１４話）&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;主要な敵を、まだ退場させていないこと。つまり、散発的な攻撃をさせると勝負になり、勝敗がついてしまう。だから、戦闘シーン自体を絞って勝負自体を起こさせないようにしている（緊迫感を保留している）こと（１２話）&lt;/li&gt;&lt;/ul&gt;

&lt;p&gt;この「組織ひとつを疑似家族にしてしまう」という構造は、ドラマ的にも大きく寄与しはじめた。&lt;br /&gt;機動六課というちいさな世界を、過度に家族的に描いていることによって、「家族のすぐそばに敵が忍び込んでいる」という状態を作っているからだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『なのはStrikers』は、全２６話中の１／３以上にあたる９話まで、ひたすら機動六課というせまい世界ばかりを描いてきた。&lt;br /&gt;ここで”機動六課という疑似家族”がどこまでなのかという線が明確になった。つまり裏を返すと、”その枠の中にはいらない外側”も明確になった。&lt;br /&gt;だから、これから後半の物語のキーキャラクターになるヴィヴィオは、&lt;strong&gt;「本格登場した１３話から１４話までという超ハイペースでも、機動六課の”内側”の枠に明確に入れておく」&lt;/strong&gt;必要があった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今回の１４話の物語主線は、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;なのはとフェイトの朝の目覚め&lt;/span&gt;からはじまって、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;疑似家族である機動六課の面々&lt;/span&gt;の進歩と状況の進行をじっくりと追いかけながら、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;ヴィヴィオが”家族”になって締まる&lt;/span&gt;話。情報自体はたくさん入っているけれど、物語主線にぶれはないから、多少煩雑でもきちんと読み取れる。&lt;br /&gt;次の話へ向かって投げているヒキも、やはり&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;”家族”の話&lt;/span&gt;であるナカジマ家の母親の死についてのエピソード。&lt;br /&gt;なのはスタッフの、あまりしつこくせずにテーマを統一するセンスは、本当にすばらしいと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『なのはStrikers』の物語は、どこを切っても機動六課の身内ばかりである。&lt;br /&gt;逆に、六課の身内でないものは、六課メンバーに致命的な被害をおよぼす現状の敵である。&lt;br /&gt;そして前述したように、①敵の手の内も実力もわからず、②敵がどこにひそんでいるかもわからず、③戦いは人死にが出る可能性のあるものである。&lt;br /&gt;つまり、&lt;strong&gt;我々がふだん目にする物語の常識になおすと、常に家族の誰かに死亡フラグが立っているという状態&lt;/strong&gt;になる。&lt;br /&gt;この万年死亡フラグ状態が、現在の『なのはStrikers』にとっては、トップスピードではなく巡航速度なのだ。&lt;br /&gt;「家族」や「友だち」というせまい世界にドラマの中心が常にあった『リリカルなのは』シリーズらしい、本当に”らしい”選択だと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;１１話以降の展開を見ていると、本当に『なのはStrikers』は、２６話の全体構成をきっちり考えて作っているのだなと思う。&lt;br /&gt;冷静に考えて、「初回あたりから出ていたスバルの母親の死亡エピソードが、１４話にようやくあきらかになりはじめる」ペース配分は、そうでないとおかしい。&lt;br /&gt;そもそも７話までの序盤は、ほかに描くことがあったどころか、全然ドラマチックなことが起こらなくてスカスカだったのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シーンや展開のキメ止まりをあげて「同じ展開をシリーズ上で一度しか作らない」よう、２６話全量での物語整理が行われている。&lt;br /&gt;ほかにも、１話あたりの情報密度をあげたり、社会のややこしい話を盛り込んだり、１話あたりでまったく話が完結しなかったりと、リリカルなのはという枠がゆるす範囲でいろんなことを試している。&lt;br /&gt;割り切って、低年齢層のお客さんが嫌いそうなことを片っ端からやっている印象だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;３作目を作るにあたって、対象とするお客さん層を広げるのではなく、すでにいるお客さんのほうを重視したのだなとつくづく思う。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;同じことを三度やると、お客さんは飽きる&lt;/span&gt;ものだ。けれど、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;新規のお客さんへ向けてアピールするなら『リリカルなのは』シリーズの一番強いかたちである従来のかたち&lt;/span&gt;のほうがいい。&lt;br /&gt;ふたつのうちどちらを取るかを考えて、『Strikers』のスタッフは飽きられないほうを選んだのだと思うのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;”友だち”から”家族”へ。&lt;br /&gt;そのシフトが意味しているのは、そういう早め早めに手を打った挑戦だったのではないかと思うのだ。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>魔法少女リリカルなのはStrikers</dc:subject>

<dc:creator>ニート風味</dc:creator>
<dc:date>2007-07-05T18:53:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/14_ce96.html">
<title>天元突破グレンラガン　14話「皆さん、ごきげんよう」</title>
<link>http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/14_ce96.html</link>
<description>今回、どうしようもなくネガティブな感想になってしまったので、１４話にネガティブな...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;今回、どうしようもなくネガティブな感想になってしまったので、１４話にネガティブな感想を持たれた方以外は、たぶん読まないほうがいいエントリになっております&lt;/span&gt;&lt;/strong&gt;。すみません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;脚本がダメだと全部がくずれるということを、脱力感とともに思い知った１４話。&lt;br /&gt;なんだこれと思っていたら、脚本は悪夢の第４話と同じ山口宏氏でした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;wikipediaで調べてみると好きな作品もあったりして（『メロウリンク』『ゲートキーパーズ』『アキハバラ電脳組』は好き）、よっぽどグレンラガンと相性が悪いのかと、複雑な気分。&lt;br /&gt;ロージェノムの城が回転？（このあたりもよくわからなかった）しはじめて、そこに向かって新しくあらわれたキャラクタたちが特攻して死亡したシーン。&lt;br /&gt;あれだけはせめて他のスタッフが止められなかったのかと、悲しくなった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;グレンラガンは、カミナの死という”たったひとつの死”をキーにして回った物語だった。&lt;br /&gt;だから他の脚本スタッフは、&lt;strong&gt;獣人は殺しても人間を殺さなかった&lt;/strong&gt;。&lt;br /&gt;こんなに軽く人死にを扱っては絶対にいけない物語なはずだったのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;直後の、無謀な特攻を止めたニアの立体投影にしても、前フリがまったくない。&lt;br /&gt;それ以前に、「シモンたちがどういう気持ちでロージェノムの城にいどむ」のか、よくわからない。１４話の中で行ったドラマ的な前フリが、アニキの墓参りだけだからだ。&lt;br /&gt;「だいたいそういう話の流れだからわかるでしょ」というのも、直前の１２話は水着回で１３話はニアのお料理話と、軽めの話が２話続いた直後なのである。１４話のような戦闘だらけの話をして盛り上がるのは、１３話を決戦直前の様子を描く前フリに使って”ため”を作れた場合だけではないだろうか？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;すくなくともこの戦いは、カミナの敵討ちという単純な要素に収束できるものではなかったはずなのだ。大グレン団の旗は、そもそもそういうものではなかっただろうか？&lt;br /&gt;グレンラガンは１３話まで、&lt;strong&gt;シモンの物語、”大グレン団の内側”の話ばかり描いてきた&lt;/strong&gt;。&lt;br /&gt;決戦にはいる１４話は、「いかにして大グレン団の物語を、螺旋王たち大きな世界の物語とつなげるか」という、重要な作業が行われるべき、キーになるべき物語だったはずだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;戦闘シーンにここまで大きく時間を使ったことも、今ひとつわからない。これまでグレンラガンは、戦闘のピンチでお客さんを引きつけてきた物語ではなかったと思う。&lt;br /&gt;ここまでで一番盛り上がった話というと、８話と１１話だ。けれど、&lt;strong&gt;実は両方とも、物語の一番の盛り上がりはシモンとカミナとニアという”人間”が作っていて、強敵とのメカ戦の決着は必殺技一発で片付けている&lt;/strong&gt;。&lt;br /&gt;四天王のシトマンドラとグアームが両方出てきてピンチですと言われても、そもそも四天王自体、これまでほとんど使い捨てキャラ化していたのだ。観客側にそこに思い入れがあるはずもない。&lt;br /&gt;そもそも、グアームを”ドラマとして活用”したいなら、熱かった１１話をお客さんが思い出すように、その対決の中にニアがからんでいるべきではなかっただろうか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;感想を書いてきて、どんどんネガティブになりそうなので、このあたりで。&lt;br /&gt;そもそもエントリをたてなきゃいいとも思いました。けれど、たぶんこのblogのグレンラガンのエントリとの対照物として置いておくべきかという気もしたので立てておきました。&lt;br /&gt;ただネガティブなだけになってしまったので、この１４話感想は、不義理ではあるのですが、このblogからトラックバック返しはしないようにしようと思っています。&lt;br /&gt;よそのblogさんから感想巡回されてきたお客さんが、うちを読んでイヤな気分になると申し訳ないので。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ともあれ、１５話は立て直されていることを期待しております。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>メカものアニメ</dc:subject>

<dc:creator>ニート風味</dc:creator>
<dc:date>2007-07-01T17:16:24+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/strikers13_ad4d.html">
<title>魔法少女リリカルなのはStrikerS　13話『命の理由』</title>
<link>http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/strikers13_ad4d.html</link>
<description>そろそろ本当に、魔法少女モノなのか、軍隊モノなのかわからなくなってきた。 『なの...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;strong&gt;そろそろ本当に、魔法少女モノなのか、軍隊モノなのかわからなくなってきた&lt;/strong&gt;。&lt;br /&gt;『なのはStrikers』は、すくなくとも『ガンダムｓｅｅｄ』あたりより、確実に軍隊や軍事組織を描いている。下手をすると、そのへんの仮想戦記よりもしっかりしている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのくらい、今回の１３話であかされた機動六課の位置づけは、見事な設定だと思う。&lt;br /&gt;物語が機動六課のような特殊部隊を描くとき、背後の責任系までつくることはほぼない。つまり六課がポシャったときに誰が責任をとるのかがはっきりしているだけでも、『Strikers』は特異なのだ。&lt;br /&gt;しかも、機動六課に危機感をいだくレジアス中将の立場にも、一定以上の妥当性がある。これは本当にすばらしいと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;物語では、たいてい、こういう独立精鋭部隊は、雲の上の人を最高責任者にすえるようなかたちでお茶をにごしてしまう。&lt;br /&gt;もうひとつのパターンは、実体がよくわからない設定だけの人物を置くことだ。&lt;br /&gt;ガンダムを例にすると、映画『逆襲のシャア』で、ロンド・ベル隊にかかわった”連邦政府高官のジョン・バウアー”がこれだ。ジョン・バウアーは、ロンド・ベル隊の設定を説明するために重要な位置を占める。けれど、ジョン・バウアーがどんな政治勢力と利害を背景にしているのかは、どうもよくわからないのだ。（ガンダムにそこまで詳しいわけではないので、間違っていたらすみません）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;だが、現実問題から照らすと、”雲の上の人”パターンにリアリティは薄い。&lt;br /&gt;現実社会では、組織はただえらい人と肩書きをキャラクタにつけるためにあるのではなく、きちんと仕事の範囲と責任範囲が決まっている。&lt;br /&gt;だから、「本当に世界の存亡をかける（何百万人以上の単位の）損害が出てもケツをもてる雲の上の人」なんてものは、戦争時以外の平時には存在しない。&lt;br /&gt;物語上のエース部隊が無茶をやってもＯＫなのは、雲の上の人が責任をとってくれるからではない。&lt;strong&gt;物語上そうなのだという合意がお客さんとの間にあるから&lt;/strong&gt;だ。これが悪いわけではなく、&lt;strong&gt;合意の部分をどう納得させて、肝心なヒーローの活躍のジャマにならないようにするか&lt;/strong&gt;が、雲の上パターンのみどころだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;実体のわからない人（ジョン・バウアー）のパターンに関しては、ほぼダミーとして割り切って使われる&lt;/strong&gt;。&lt;br /&gt;ブライト艦長は、物語中、ただシャアたちネオ・ジオンと戦い続けた。地上で政治活動をしている人の立場をおもんばかりながらラー・カイラムを運営しているところは、画面上に描かれなかった。&lt;br /&gt;物語は戦争状態でそれどころではないのだから、お客さん的にも納得できる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『リリカルなのはStrikers』では、この責任者のあつかいが面白い。&lt;br /&gt;”実体のわからない人”であり雲の上の人でもある、伝説の三提督は、表に現れない。&lt;br /&gt;かわりに、機動六課がポシャったときに責任を問われるのは、ハラオウン家のクロノとリンディさんであり、はやての恩人である騎士カリムだ。&lt;br /&gt;設立に力は貸してもらった。だが、&lt;strong&gt;身内の首が飛ぶから、組織の中で機動六課が傍若無人に振る舞うことはできない&lt;/strong&gt;。&lt;br /&gt;こういう設定への納得感をドラマに結びつけるセンスは、本当にすばらしいと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ただ、&lt;strong&gt;ここまでしっかり社会のしがらみを描く必要があったのだろうか&lt;/strong&gt;と考えると、かなり疑問だ。&lt;br /&gt;お客さんが『リリカルなのは』に望んでいるのは、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;少女たちの&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;ハートフルな成長物語であって、派手な魔法バトルもの&lt;/span&gt;だと思う。&lt;br /&gt;すくなくとも、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;組織の論理と戦いながら、組織でしかできない事業をする青年将校のものがたり&lt;/span&gt;ではないと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;機動六課と時空管理局の組織については、どうして早期にもっときちんとした説明を入れておかなかったのか不思議ではあった。&lt;br /&gt;どうやら１３話を見るかぎり、&lt;/p&gt;

&lt;ol&gt;&lt;li&gt;機動六課が&lt;strong&gt;どういう性質の組織であるか&lt;/strong&gt;という、真実。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;時空管理局と周辺の&lt;strong&gt;政治地図上の、機動六課の位置づけ&lt;/strong&gt;。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;機動六課が直面している、&lt;strong&gt;政治的な難題&lt;/strong&gt;（つまり社会的な妨害者）&lt;/li&gt;&lt;/ol&gt;

&lt;p&gt;を、１３話にまとめて一気に説明してしまうつもりだったようだ。&lt;br /&gt;しかも、それらすべてが、今回のレリック事件に関わっていることを示すように、物語的に必要なパーツがそろうのを待ってだ。&lt;br /&gt;たしかに、最小のことばで状況をかたることができる、効率のよい整理だったと思う。&lt;br /&gt;実際、この１３話で、物語は、この先の展開に緊張感をぐっと増した。新展開を告げる好エピソードだったと思う。驚きをもって見させてもらった。冒頭のアギト、ラストのはやて、同じ古代ベルカ式魔術にかかわるふたりの、『いのちの理由』のカットも印象的だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それでもやっぱり、疑問に思う部分はある。&lt;br /&gt;今回かたられた機動六課の話は本当に、前半７話くらいまでをぬるくしても、１３話まで引っ張らないといけないことだったのだろうか？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『リリカルなのはStrikers』は、前作までと同じ家族と友だちの話なのか、それとも社会の話なのか。&lt;br /&gt;いったいどこに着地するつもりなのか、狙ってか狙わずか、観客を迷わせる１３話だったと思う。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>魔法少女リリカルなのはStrikers</dc:subject>

<dc:creator>ニート風味</dc:creator>
<dc:date>2007-06-28T01:49:08+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/12_e5ac.html">
<title>アイドルマスタ－ゼノグラシア 12話「ムスペルヘイム」</title>
<link>http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/12_e5ac.html</link>
<description>いつも安定してレベルが高いのだけれど、１２話の節目直前回だけに、今回はとんでもな...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;いつも安定してレベルが高いのだけれど、１２話の節目直前回だけに、今回はとんでもなく緊密なドラマで構成されていた。&lt;br /&gt;本当に、今期はいい物語が多いのだけれど、その中でもベストエピソード級のすばらしさ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『アイドルマスター』の話をするとき、たぶん今のシーズンだと比べて面白いのは『グレンラガン』だと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『アイドルマスター』と『グレンラガン』は、両方、ドラマ中心のメカものアニメーションだ。しかも、おもちゃの販促ではなく、人物のドラマをきわだたせるガジェット（道具）としてメカがある。&lt;br /&gt;けれど、『アイドルマスター』と『グレンラガン』には、おおきな相違点がふたつある。&lt;/p&gt;

&lt;ul&gt;&lt;li&gt;『アイドルマスター』におけるアイドルたち（&lt;strong&gt;特にインベル）が、それ自体”ひとりのキャラクタ”として重要キャラクタの位置にある&lt;/strong&gt;こと。&lt;br /&gt;現状、『グレンラガン』において、ラガンはそういう立ち位置ではない。あちらは完全に人間のドラマがメインで、本当にラガンは道具扱いだ。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;『アイドルマスター』の物語は、たいてい一話で話が終わらない。その話の中で語られたドラマは、たいてい次の話、その次の話と長く引っ張られる。&lt;br /&gt;『グレンラガン』の物語は、一話で完結する。これは、『アイドルマスター』が深夜放送で年齢層が高いお客さん向け、『グレンラガン』が日曜朝で低年齢のお客さん取り込みも狙っていることもある。&lt;/li&gt;&lt;/ul&gt;

&lt;p&gt;『アイドルマスター』の物語作りは、非常に特徴的だ。&lt;br /&gt;男性向きの物語よりも、少女漫画のほうに近い方法論で動いているためだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『アイドルマスター』では、前の話の引きを、思い切りテンションの高い状態で終えて後ろにつなぐ。超高空からヌービアムがインベルを地上へ放り投げた６話の引き、前回（１１話）の千早が春香へ銃を向けようとした引きがそうだ。&lt;br /&gt;こういう引きかたは、あまり男性客向きとはされない。男性客が、けっこう間の話を飛ばしてしまうため次の話を見るとは限らないのと、ケリがつかないと尻がむずむずする人が多いからだ。&lt;br /&gt;男性客向きの引きかたの例は、バトルものを思い出してもらえるといい。銃を向けようとしたりぶん投げたりしたところではなく、最後の一撃で敵が吹っ飛んだり倒れたりした&lt;em&gt;&lt;strong&gt;「死闘、決着！！」&lt;/strong&gt;&lt;/em&gt;みたいな終わりかたをすることのほうが多いはずだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『アイドルマスター』では、前話の引きがすごい状態で終わることから、そこからつなぐとＡパート（前半部）からひどく高いテンションで話がはじまるのだ。&lt;br /&gt;あまりたくさんチェックしているわけではないけれど、こんなテンション構成を持っているのは、すくなくとも今期では『アイドルマスター』だけだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;このつくりにはたぶん裏表として、短所もある。&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;「今回の物語で、なにを楽しめばいいか」をお客さんが迷わなくてすむように、物語の主題を一本化する必要が出てしまう。&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;これは、『アイドルマスター』の物語が、たぶん恋愛モノに近い構造を持っているということなのだと思うのだ。&lt;br /&gt;つまり、恋愛モノは、まわりにどんな話があっても&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;「どのキャラクタがどのキャラクタとひっついた」&lt;/span&gt;だけを見ていると楽しめる。同じように、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;「どのマスターがどのアイドルとひっつくか」&lt;/span&gt;だけを覚えていれば、アイドルマスターは楽しめる。だから、物語の開始を、前話の引きの位置からスタートしても、お客さんは「このキャラがらみの修羅場から開始か」と、わかりやすい。&lt;br /&gt;逆に、だからこそ『アイドルマスター』の物語は、「マスターとアイドルの関係」というひとつの大きな束に含まれないものを扱うのが至難だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;あんまりにも素晴らしかったので、今回は、キャプチャボードの機能を使って、だいたいのタイムカウントをとってみた。&lt;br /&gt;ＣＭをカウントしているし、秒数単位では相当いい加減なカウントだ。けれど、１２話がどういう構成になっているか、順序と感覚は、面白い感じに出ていると思う。&lt;/p&gt;

&lt;ol&gt;&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #006600;&quot;&gt;1:30&lt;/span&gt;　不安の提示の開始。モンデンキントＥＵの人が、連絡ロスト中のインベルについて、「やられましたかね」と不安をあおる。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;2:15&lt;/span&gt;　前話の引き。千早（前カノ）が春香（今カノ）に銃を向けた状況の再確認。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;＜ＯＰテーマ＆ＣＭ＞&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;6:00&lt;/span&gt;　千早（前カノ）の回想。後の修羅場展開を強調するための前フリ。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;6:30&lt;/span&gt;　千早（前カノ）の前で、インベル（彼）の体の反応を無邪気に語りだす春香（今カノ）&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;6:45&lt;/span&gt;　春香（今カノ）が、インベルとのことをしらばっくれた千早（前カノ）の前で、インベルとの関係をのろけだす。修羅場シーン。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #336600;&quot;&gt;7:25&lt;/span&gt;　今回のクライマックスシーンに至るための状況説明&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #006600;&quot;&gt;8:05&lt;/span&gt;　人造アイドルのマスター。クライマックスに至るための配置。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff9933;&quot;&gt;8:35&lt;/span&gt;　人造アイドルのマスター。「ネーブラがよわっちい」発言。真敗北フラグ。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff9933;&quot;&gt;9:30&lt;/span&gt;　亜美、ハーモナイズが落ちている発言。真敗北フラグ。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff9933;&quot;&gt;10:00&lt;/span&gt;　真出撃。真敗北フラグ。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff9933;&quot;&gt;11:45&lt;/span&gt;　人工アイドル出撃。真、火口に突入。ＢＧＭも緊迫感あるものに変更。真敗北フラグ。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff9933;&quot;&gt;12:30&lt;/span&gt;　真回想。真敗北フラグ。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;&lt;strong&gt;13:05&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;　春香（今カノ）、この間ずっとのろけっぱなし。千早（前カノ）、ついにぶち切れて今カノに銃を向ける。&lt;strong&gt;（お客さんが見逃しようのないショックシーン。ＯＰ直前のシーン［前話からの引き］をこのタイミングで回収！　まさにベストタイミング）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;＜Ａパート終了／ＣＭ／Ｂパート開始＞&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff9933;&quot;&gt;15:30&lt;/span&gt;　ＣＭ開け。真、人工アイドルにおそわれる。真敗北。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;17:20&lt;/span&gt;　場面を修羅場に。前カノの反撃。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff9933;&quot;&gt;17:35&lt;/span&gt;　真敗北。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #006600;&quot;&gt;17:55&lt;/span&gt;　不協和音。ヒエムス暴走。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;18:15&lt;/span&gt;　千早転落。千早（前カノ）、インベルに見向きもされず。修羅場終了。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff9933;&quot;&gt;&lt;strong&gt;19:00&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;　ネーブラ機能停止。人工アイドルに見向きもされず。&lt;strong&gt;（真完全敗北。クライマックス前に物語から真を実質退場させて物語をしぼる）&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #006600;&quot;&gt;19:30&lt;/span&gt;　シミュレーション結果。グリーンランド沈没。クライマックスへ向けた前振り。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #006600;&quot;&gt;19:55&lt;/span&gt;　春香からの通信。春香、ここからようやく本筋に合流。（本筋ライン）&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #006600;&quot;&gt;21:20&lt;/span&gt;　亜美から、春香とインベルのハーモニーが、みんなを救ってくれるという提示。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;22:20&lt;/span&gt;　千早（前カノ）、ヌービアムで突撃。&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #006600;&quot;&gt;&lt;strong&gt;22:30&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;　人工アイドル、ヒエムス回収。アイスランド崩壊開始。&lt;strong&gt;（物語的クライマックス開始）&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;23:00&lt;/span&gt;&lt;/strong&gt;　千早（前カノ）、空気を読まずにインベルと春香の一撃の前に立ちふさがる。春香（今カノ）に吹っ飛ばされる。&lt;strong&gt;（１２&lt;/strong&gt;&lt;strong&gt;話全体のクライマックス。修羅場ラインの”ドラマ”と本筋ラインの流れが、はじめて合わさったのはここ）&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #006600;&quot;&gt;&lt;strong&gt;23:45&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;　攻撃成功。ネーブラ回収。&lt;strong&gt;（１３話の物語的な集結点。）&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;24:15&lt;/span&gt;　千早（前カノ）敗北。物語的にはヒエムス回収でトゥリアビータ側勝利。&lt;strong&gt;（ここも、修羅場ラインと本筋がつながって、次の話以降の伏線になっている。）&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;

&lt;li&gt;&lt;span style=&quot;color: #006600;&quot;&gt;24:45&lt;/span&gt;　戦い終わって。次の話への引きとしての、真の状態。春香は、まったくそれとは関係なくインベルとラブラブ。&lt;strong&gt;（同上、ただしこのシーンは、真敗北のラインも加わっている）&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;&lt;/ol&gt;

&lt;p&gt;時刻を&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;赤&lt;/span&gt;で書いたのは、今回のメインドラマである、前カノと今カノの、インベルをはさんだ修羅場展開。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff9933;&quot;&gt;オレンジ色&lt;/span&gt;で書いたのは、真敗北展開。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #006600;&quot;&gt;緑&lt;/span&gt;で書いたのは、それ以外の、グリーンランド沈没、ヒエムス回収事件としての今回の話の展開。&lt;br /&gt;三色に色分けしたように、三本あるドラマのラインごとに交互に山がつくられている。けれど、テンションを明確に下げるシーンが実質ない。&lt;br /&gt;（ＣＭをはさんでわずか７分間の、真敗北フラグの固め打ちっぷりは、まさに見事でした。）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;※6/24/16:30補足　他のblog感想サイトさんをまわってみてハッとしたのだけれど、今回は&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff9933;&quot;&gt;真がよりにもよって機械である人造アイドルに負けた&lt;/span&gt;&lt;/strong&gt;ことによって&lt;strong&gt;「アイドルに心があるか（春香と真の対比）」問題&lt;/strong&gt;が完全決着した話でもあったようです。たしかに、そのとおりなわけで、１２話のバランスのよさに、あらためて感嘆。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;あと、タイムラインを打っていってはじめて気づいたのだけれど、１２話はほとんどずっと誰かが、しかも緊迫した早口でしゃべっています。沈黙の時間もほぼありません。&lt;br /&gt;一話通しでほぼセリフで埋まっているのに、ガチャガチャした印象になっていないのは、本当に素晴らしいです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;こんなテンション作りをしながら、きちんと物語の内容がわかる。本当に、ムダがないということの大事さがしみるものがある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今回、特に思ったのだけれど、『アイドルマスター』というのは、”男性不在に見えて男性がいる”物語だったようだ。タイムラインで千早（前カノ）、春香（今カノ）、インベル（彼）と表記したのはそのためだ。&lt;br /&gt;つまり、&lt;strong&gt;基本的に男性客は、「インベルうらやましいな」と思っていると、春香と千早が自分を取り合っている気分になって気持ちよくなれる&lt;/strong&gt;。春香の信頼も、千早の執着も、どちらもインベルに視点を置いていると、それぞれかわいらしく見えるように描かれているのだ。&lt;br /&gt;たぶん、今の描き方の千早を見てウザく感じなかったら、それはうまくインベルを中心にした物語に乗れているということだと思う。&lt;br /&gt;だから&lt;strong&gt;「すべてのアイドルには心がある」けれど、物語上、インベルのライバルはいない&lt;/strong&gt;。ライバルがいるのは、あくまでもマスターのほうだ。つまり、インベルにライバルがいると、物語が現在つくっている中心のラインがたぶんブレるのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;これは、女性ばかりの世界をあつかった物語として、非常に秀逸な”男性の置きどころ”だと思う。なにせ巨大メカであきらかに人間ではないインベルは、お客さん的に決定的に嫌われることはそうそうないだろうから。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;１３話も、次回予告を見る限り、しっかり１２話を引きずる様子だ。&lt;br /&gt;本当に、素晴らしく安定している物語なので日記にあまりエントリは立てないと思うけれど、毎回たのしみに見ております。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>メカものアニメ</dc:subject>

<dc:creator>ニート風味</dc:creator>
<dc:date>2007-06-24T04:50:35+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_e38a.html">
<title>（映画）｢ブレイブ　ストーリー」</title>
<link>http://neetfumi.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_e38a.html</link>
<description>ずいぶん長くＨＤＤのこやしになっていたものを、今さら鑑賞。 評判はあまりよくなか...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;ずいぶん長くＨＤＤのこやしになっていたものを、今さら鑑賞。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;評判はあまりよくなかったし、これのＤＶＤ売り上げの悪さがGONZOを傾かせたとも聞いていたので期待していなかったのですが、いいところはすさまじいです。&lt;br /&gt;以下、ネタバレ全開なので、ご注意。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;２時間も気合いの入った映像を見ると、さすがにいろいろ出てきます。文尾がぐちゃぐちゃだったり、読む人にやさしくないテキストですみません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しっかしまあ序盤の流れはすごいです。&lt;br /&gt;原作は未読なのだけれど、さすが宮部みゆき氏という容赦のなさ。&lt;br /&gt;けれど、子どもが扉を越える妥当性としてはすさまじいつくり。&lt;br /&gt;しかも、「子どもが子どもらしい動機で」扉を越えて異世界に行かせてしまった。&lt;br /&gt;おかげで、異世界に行くというおおきな壁を越えてしまった子どもが、「子どもらしい動機で」行動し続けることができる。&lt;br /&gt;ここの、物語展開への可能性の残しかたは本当にすごいと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;惜しむらくは、異世界に行ってからの「おためしの洞窟」の展開が唐突すぎること。&lt;br /&gt;舞台が”ファンタジー”になったとたんに、扉を越えるまでのスムーズで妥当だったドラマの流れまで、”ファンタジー”になってしまった。&lt;br /&gt;実際、絵作りがファンタジックであるわけで、あんまりキャラクタの動きや感情の流れが現実的だとまずいわけではあります。台詞まわしが現実的になりすぎると、ファンタジーの絵の中で現実が動いているようで、ファンタジーらしくなくなってしまうので。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;というか、こういうあたりの断層をうまくわたる方法ってのは、ファンタジー作家の技術なんだろうなと思います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『ブレイブストーリー』に限らずですが、ファンタジーで描かれる人間描写は、シビアです。&lt;br /&gt;最近だと土曜日の朝にやってる『デルトラクエスト』あたりでも、話の中に流れているものはシビアです。けれど、そこは&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;”離婚”とかいうかたちの現実的な人生のシビアさ&lt;/span&gt;ではなく、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;ファンタジー世界ならではのシビアさ&lt;/span&gt;だったりする。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;どうちがうかというと、ファンタジーの場合は、少年が世界や悪に出会いそれと戦って成長するためのシビアさが描かれます。&lt;br /&gt;けれど、これが現実的な”離婚”だったり”心労で倒れた親”なんかだと、&lt;strong&gt;これが解決してもストレートに少年の成長には”絵的に”つながらない&lt;/strong&gt;わけです。&lt;br /&gt;だから、ファンタジックな試練のかたちとして、『ブレイブストーリー』でも、少年が投獄される展開なんかがある。このあたりでの心情の動きなんかは、現実的ではなくファンタジックなものです。&lt;br /&gt;こういう断層、このあたりの動機と試練の性質のズレを、小説でどうなっているかはわからないのですが、映画では曖昧なまま流してしまっているなと。&lt;br /&gt;そのあたりが、『ブレイブストーリー』の、映画のノリにくい理由なように思えました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;音楽や絵が素晴らしくて、宝玉を探している旅をしている感は、かなりいい感じでした。&lt;br /&gt;異世界ファンタジーは、やっぱりこうだよなという楽しさ。&lt;br /&gt;ただ『ブレイブストーリー』という作品の流れの特徴のようだけれど、やっぱり現実のシビアさが入ってくる。たとえば猫の女の子の、家族がばらばらになったところなんかもそう。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;ファンタジックなシビアさ&lt;/span&gt;と、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;現実のシビアさ&lt;/span&gt;は、やっぱり併置してはいけなかったのではないかと思います。どちらかを明確に”主”に置いて、そちらに吸収させるべきだったかなと。&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;ふたつが同じように配置されているおかげで、『ブレイブストーリー』における”試練”は、ファンタジー（寓話的）なものなのか、現実的なものなのかがわかりにくい&lt;/strong&gt;のです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;これがなぜ問題になるかというと、試練の解決法がちがうから。&lt;br /&gt;”ファンタジーな試練”は「やっちゃえ」とぶん殴って解決できる。だから、もしも「殴って解決しない」ことを主人公が選んだとしても、それは&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;主人公があえてそれを選ばなかった&lt;/span&gt;からということになる。&lt;br /&gt;”現実の試練”は、観客の一般常識を引きずるので、物語的にも殴って解決が無理です。だから、もしも「殴って解決しない」ことを主人公が選んでも、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;それはそうだろうとお客さんに思われる&lt;/span&gt;。&lt;br /&gt;ここが観客的に今、どっちなのかわからないと、主人公をどっちのテンションで応援していいかわからない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;映画でつくっている絵からすると、現実を”従”にして、基本的にはファンタジーのほうに吸収すべきだったんじゃないかと個人的には思います。&lt;br /&gt;ワタルの父を、”ワタルに似せて、かつ子どもっぽいことを言わせたりするのは、本当に趣味が悪いというか現代劇の作家さんらしい物語の見せ方だ。&lt;br /&gt;『ブレイブストーリー』自体、ファンタジーの境界のあっちとこっちを頻繁に揺れる物語だ。&lt;br /&gt;けれど、それだけに本来、どこを境界にするか自体が芸でないといけない。アニメーション化するのにずいぶんむずかしい題材を選んだものだと、正直、思います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかも、重要な要素なのに、”魔法”の原理や性質などを一切説明していません。&lt;br /&gt;この選択は、『ブレイブストーリー』の対象ターゲット層が３～５歳程度以上からの子ども層なのだと考えれば、妥当なところはあります。&lt;br /&gt;けれど、それでもやっぱり世界とドラマの統一感を取るためには、伸縮性のある物語ガジェットとして魔法は利用しておくべきだったと思います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ブレイブストーリーを、鑑賞した後、感想をまとめていて特に思ったのは、対象年齢層がよくわからないこと。&lt;br /&gt;対象年齢層があいまいすぎるというか、対象３歳以上みたいな映画をつくるには、原作の”見せ方”がむずかしい話を選んじゃったと思う。&lt;br /&gt;テーマ自体は、子どもでもわかると思う。でも、ワタルとワタルの父のくだりとか、その&lt;strong&gt;テーマを見せるための”見せ方”は、子どもが理解するのは相当難しそう&lt;/strong&gt;。&lt;br /&gt;”もうひとりの勇者”として、世界自体を道具とわりきったミツルも、これが悪役だと思われてしまうと、物語ラインを読み取り損ねるキャラクターです。&lt;br /&gt;ここの、ワタルの父と、ミツルの妥当性に感情移入するとしないとでは、物語に対する感情移入がちがう。&lt;br /&gt;でもここは、「家庭や夢の重さ」を感じたことがあるおとなの観客じゃないと、たぶんつらい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;けれど、そこの感情移入がないと、この物語が”まっすぐな物語”に見えないかも知れない。&lt;br /&gt;でも、”まっすぐな物語”だとして見てもらわないと、作り手的にはたぶん寂しい物語かなと思ます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;魔法の説明を入れればどうにかなったという問題ではなかったかもしれません。&lt;br /&gt;けれど、その、まっすぐさを指示する道具（ガジェット）が、どこかであるとよかったなあと思います。&lt;br /&gt;この物語ラインの指示を、明示ではなくてキャラクタの動きや物語の流れの”見えない線”でやるのは、小説としては上等なやりかたです。&lt;br /&gt;けれど、これを映像で語るアニメ的に上等な語り口にのせたことで、観客が読解するのもむずかしくなっている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;だから、うまいし、映画を見ていると物語もわかるけれど、”燃えられない”ものになってしまっている。感情移入がむずかしくなっているのだなと。&lt;br /&gt;物語にとって”わかりやすさ”とはどういうものなのかを考えたとき、映画版『ブレイブストーリー』は、とても難しい問題をはらんでいると思います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;やっぱり、クライマックスのためのとっかかり（第二ターニングポイント。前の『リリカルなのはstrikers　１２話』のエントリですこし触れた「ピンチⅡ」）に”ミツルの両親の心中”を持ってくるのは、ハードだなと思います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;たぶんミツルの背景が”事故”ではなく”心中”なのは、ワタルのお父さんの「俺は俺でいたい」的なわがままを突き詰めた先にあるものだからです。&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;”願い”のおそろしさと罪というライン（現実を受け入れる勇気というテーマ主線）では、ワタル－ミツル－ワタルの父－ミツルの両親は、一直線にならんでいる&lt;/strong&gt;。&lt;br /&gt;ミツルの妹は救われるべきものとして置かれているが、ミツルは心中事件で失った家族のうち、妹以外のものを救おうとはしていない。&lt;br /&gt;これは、「生きていることには悲しいこともある」というワタルの答え（物語のこたえ）は、本人の意思にかかわりなく殺されたミツルの妹を救っていないせいです。&lt;br /&gt;願いとその罪にかかわるラインの中で、ミツルの妹は無罪だ。そして、だからたぶん物語は最後に彼ら兄妹を救ってしまったのだと思います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;実際、対象年齢層３歳以上にするなら、”物語上、外してはいけない重要要素”に、心中がはいってしまう原作を選んだのはどうかと思うわけです。&lt;br /&gt;しかもこの心中の位置づけも、心中自体が”否定できない現実”というかたちで読む必要がある。だって、物語の答えとしてワタルが出したのは、そういう答えなのですから。&lt;br /&gt;それは、子どもの理解力で理解してもらうのは、けっこう厳しい。原作小説は単行本三冊組だけれど、それこそそのくらい尺をとった果てでないと、子ども的にはしんどいかもしれません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;クライマックスの”黒いワタル”が、”ワタルを捨てた父親の幻像”と似たことを言っていると理解してもらわないと、物語を統一するラインが一本に見えない流れの物語なわけで。&lt;br /&gt;映画のこの書き方で、子どもにこれをきちんと読み取ってもらうのは、けっこうしんどいかもなと思います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ただ、物語展開としては、非常に美しい。&lt;br /&gt;つまり、物語が与えた「物語の動機＝なぜワタルは異世界ビジョンに来たか」に、クライマックスの運命の塔で答えをあたえる展開になっている。&lt;br /&gt;ただ、ここが、容赦なかった序盤の物語温度になっているので、途中のファンタジーっぷりとズレが出ているような気はしました。&lt;br /&gt;たぶん、本当はここで、物語は、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;”ファンタジーの試練”&lt;/span&gt;と&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;”現実の試練”&lt;/span&gt;をひとつに合わせなければいけない展開だったと思うのです。&lt;br /&gt;これだけよく計算された物語の評判が今ひとつだったということは、たぶん観客的に「頭ではわかるけれど、心情的にノれない」流れになってしまったのかなと。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして、「ワタルの答え」によって、ファンタジー側と現実側の試練を揺れ続けた物語は、&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;現実側の試練に&lt;/span&gt;よって吸収されます。ファンタジーの定番である「行きて帰りしものがたり」のかたちをきれいに踏んでいるわけで。&lt;br /&gt;参照：&lt;a href=&quot;http://homepage3.nifty.com/rodin323/essei-f-2-2.htm&quot;&gt;＜行きて帰りし物語＞&lt;/a&gt;（とてもわかりやすく書かれているサイトがあったので、興味があるかたは）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;物語としては、落ち着く場所もとてもきれいです。&lt;br /&gt;そして、現実側の試練を乗り越えたワタルの前に、最後にあらわれる試練は、ビジョンで最初に出会ったカエルだ。彼の選択が”試練に遭っているファンタジー側”の世界を救う。&lt;br /&gt;それはファンタジーの文法を結果的には踏んでいる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;つまり運命をうけいれる”勇気の物語（ブレイブストーリー）”である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;なんか平仄（ひょうそく）の合った物語だと思ったら、これ大河内一楼（『プラネテス』『コードギアス』）氏の脚本なのですね。&lt;br /&gt;評判が良くないと言われているラストの奇蹟も、運命の女神の粋な計らいとして面白く見れました。&lt;br /&gt;実際、これ、ラインがきちんとつながって見れていたお客さんにはボロ泣きのラストシーンだったと思います。ここが”台無し”に見えてしまったお客さんが多数出たというのが、正直、つらいなあと個人的には思います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ガイドをしっかり出さないと、読解がむずかしいというか、物語の個々のラインに相当ノリにくいみたいですね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画（非アニメ含む）</dc:subject>

<dc:creator>ニート風味</dc:creator>
<dc:date>2007-06-21T03:12:54+09:00</dc:date>
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